今月は保育施設の竣工写真撮影が2件ありました。1件は幼稚園、もう1件は保育園です。
毎年この時期は、比較的大きな施設の撮影が増える印象があります。
今回は、尾張旭市と名古屋市での撮影。どちらも新規のご依頼でしたが、ともに土地勘のある地域だったため、現地の様子をある程度イメージしやすく、落ち着いて臨むことができました。
幼稚園や保育施設では、開園日が近づくにつれて、絵本や玩具、園児のネームシールなど、備品や準備物が増えていきます。それらが加わることで園らしい空気が生まれる一方、建築そのものを記録するという目的では、室内が整いきる前の方が撮影に適していることもあります。
そのため、撮影日については、工事の進捗だけでなく、備品の搬入や開園準備の予定も含めて事前に確認しておくことが重要です。今回は、その点でもちょうどよいタイミングでした。
開園前の撮影は、園側の準備が進んでいる時期と重なることも多いため、撮影の順序を事前に共有しながら、必要に応じてご協力をお願いする場面もあります。
また、教室など似た部屋が複数ある施設では、入口の案内板や室名表示も記録しておくことで、後処理時の混乱を防ぐことができます。
今週撮影した園では、外観の形状や建物の方角、当日の天候から、時間帯によっては影が強く出すぎることが予想されました。事前に方角の分かる図面や地図があると、こうした光の動きも想定しやすくなります。今回はその点も踏まえ、まず内部を先に撮影し、外観は午後から進める流れにしました。
幼稚園や保育施設は、採光面を広く確保した設計が多いため、構図だけでなく、光と色の出方にも細心の注意が必要です。
室内の明るさをどう整えるか、木部の色や壁面のやわらかさをどう自然に見せるか。
そうしたことを一つひとつ確認しながら進めた撮影でしたが、今回も良い光を拾うことができたと思います。
この春からここに通う園児たちの姿が、自然と思い浮かぶような空間でした。
Equipment
Body: α7RIV / α7RIII / α9 / EOS 5D Mark IV
Lens: FE 14mm F1.8 GM / FE 24-70mm F2.8 GM / Heliar Hyper Wide 10mm / TS-E17mm F4L