本日はあま市にて、平屋住宅の竣工撮影を行いました。
外壁にはそとん壁が採用されており、光の当たり方によって表情が変わる、やわらかな質感がとても印象的です。
昼間は陽光を受けて明るく穏やかな表情に。夕刻が近づくにつれ、表面の陰影がゆっくりと深まり、素材が持つ凹凸がより立体的に浮かび上がってきます。
室内は木の温かみに包まれた落ち着いた空間で、勾配天井と一体になった木貼りの天井が広がりを感じさせてくれます。
リビングの小上がりや薪ストーブのあるスペースなど、暮らしの中に「小さな居場所」がいくつも設けられており、家のどこに身を置いても心が休まりそうな空間でした。
夜になると照明のあかりが壁面を優しく包み、昼とはまったく異なる趣に。
自然素材が時間とともに見せる変化を感じながら、一枚ごとにその「空気の色」を切り取るような、そんな撮影となりました。
今回は敷地に余裕があったため、屋外用の三脚は設置したままとし、同一地点から夕景の撮影に備えました。日中の外観とまったく同じ位置から夕景を押さえる場合、この方法にしておくと流れがスムーズです。
夕景撮影のタイミングは、光の方向や壁面との関係によって前後しますが、この時季は日の入りも早く、適した時間帯は限られます。そうした条件も踏まえながら、外観の撮影順序を組み立てています。
※夕景撮影の考え方や進め方については、別記事「建築の夕景撮影について」でご紹介しています。
Equipment
Body: EOS 5D Mark IV / α7RIII / α9II
Lens: TS-E17mm F4L / FE 12-24mm F4 G / FE 24-70mm F2.8 GM