名古屋市の建築設計事務所さんからご依頼いただき、千種区にて、白亜の外観が印象的なプール付き邸宅を撮影しました。
この邸宅の顔ともいえる白い外壁には、アクセントとして石張りが施され、まるで南欧の別荘を思わせる佇まいを見せています。周囲の街並みに溶け込みながらも、水平ラインを丁寧に整えた外観には端正な美しさがあり、建物全体が凛とした存在感を放っていました。中央に配された石張りの意匠も、立面にほどよい陰影と奥行きを生み、白亜の外観をより印象深いものにしています。
陽光を受けた白壁がやわらかく光を返し、プールの青がいっそう鮮やかに映る瞬間は、清涼感と上質さが心地よく調和していました。プールサイドに面した大開口によって、屋外の光や水景がそのまま室内へと引き込まれ、内と外がゆるやかにつながる、開放的な設計も印象的です。
内観は白を基調にまとめられ、素材とディテールが際立つ空間でした。階段のアイアン手すりや門扉、バルコニーに用いられた装飾には意匠の統一感があり、建物全体の世界観を静かに支えています。とくに玄関ホールの階段まわりは、白い石壁に黒のアイアンが映え、空間の主役となるような華やかさと気品を備えていました。
また、床材の艶やかな表情、壁面の石材が持つ凹凸、ガラスの軽やかさなど、異なる質感が重ねられていることで、モノトーンを基調としながらも単調には見えません。装飾性を備えつつも過度に華美に傾かず、光や素材の見せ方まで丁寧に整えられた、設計意図の伝わる一棟でした。
Equipment
Body: EOS 5D Mark IV / α9
Lens: TS-E17mm F4L / FE 24-70mm F2.8 GM